家で転んで大腿骨を骨折した話。

40代で大腿骨頚部骨折したときの入院と手術の記録と旅の記録を書いて行きます。

初めての手術(入院8日目)

手術当日になりました。

下剤は効かずに飲んでから便は出ていません。浣腸されそうになりましたが、昨日たくさん出てるからいいか!みたいな感じで浣腸は無しになりました。
あぶない。

その後は点滴のルート取りますってことで左側を手術するので反対側の右腕に針を刺します、が1回目は失敗(涙)、ベテランの看護師さんが登場していい血管あるよと成功。水分と電解質の点滴ですね。

手術担当の看護師さんが来て13時頃手術のお迎えが来ますのでとご挨拶。

その後は下剤が効いたのか結構多目の便が1回出ました。でも1回だけ?

その後はDVD見たりして気持ちを整えたりしていました。手術前はなんか自分の好きなものを見るとか、音楽を聞くとか気持ち整えた方がいいですね。また治ったらライブ行きたいなあ、とかちょっと元気が出ます。

しかしながら時間が迫って来ると緊張してきます。お腹は空いてるはずなんですが緊張からか空いた感じはしませんでした。

そして時間になり病室でベッドからストレッチャーに乗り換え。もう寝てばかりで8日間なので力もあまり出ず任せるがままだった気がします。家族、妻は子どもをみていないといけないので、家族の付き添いは無しだったんですが、緊張で弱っていて気の効いたことも言えないのでこれで良かった気がします。病気とかと違って死んじゃう訳じゃないですから。

廊下を移動してエレベーターに乗って手術室へ入りました。

前室で麻酔科医の先生とご挨拶。すぐに手術台の横まで進んで緊張感はMAXです。なんか手術室って人が多いんだなと思いながら周囲を見ていました。あとすごく手術室内の照明が明るいなというイメージ。室温も暖かったです。

心電図、血圧、酸素モニターなどを体に付けて線だらけになってしまいました。服も脱ぎ、動かない左脚を持ち上げてもらいながら真横向きになりました。体には寒くないようタオルみたいなものがかけられた状態になりました。

麻酔が始まり、表面麻酔をしてから局所麻酔の注射なんですが、やっぱり針なので痛いですね。我慢できないほどではないです。局所麻酔が効いてきたところで腰椎麻酔へ。腰椎に刺すのも気分的には結構怖いのですが、局所麻酔が効いていたので先ほどよりは痛くないです。背中を丸めてー、へそを見る感じで丸めてーと言われてしばらく動かしてなかった体を動かす方が辛かったですね。腰椎麻酔はすぐに効きはじめ下半身だけポカポカしてきました。アルコール綿を使ってお腹から下のあちこち拭いてを冷たさの感覚を確認していました。

効いてきたところで尿道カテーテルを入れました。なんとなくモゾモゾ感はありました。

カテーテル嫌だなあと思ってると次は手術台へ何人かで担がれて移動しました。この頃には下半身の感覚はまったく無し。下半身が無くなっちゃったのかと言う位無いです。アルコール綿で麻酔の再確認をしていました。

続いて手の固定。右手は伸ばして、左手は胸の上辺りに固定されました。手術する部分と他の部分を区切るのに透明のビニールを張ってました。ここまでかなり手早く進んだ感じがします。

消毒が始まり早く寝かせてくれと思っている時に麻酔科医から眠くなる薬入りますよーの声の後から寝ていたようです。目が覚めたら1時間以上経過してました。時計が見える位置にあったのでずいぶん経ってるなと思ったものの、まだピンを入れているところみたいで嫌なドリル音が響いています。麻酔が効いていて感覚はないけど音が気持ち悪くて、目が覚めちゃったからもう少し眠らせてとお願いしたような記憶があります。看護師さんも目が覚めちゃったのに気付いてくれてなんか言葉を交わしたような交わしてないような。

少ししてまた眠くなりまた目が覚めたら縫合しているところでした。少し体が揺れてわかる感じです。まもなく手術が終わり片付けに入りました。

手の固定を外し左肩を下ろすと痛くて動きません。肩が痛くて動かないですと言っていると、入院して初めて見る医師にこれは四十肩だなあと言われました。

病室のベッドでお迎えが来ていて手術台からベッドへ移動し、服を着させてもらいました。動けないので完全になすがままです。

その場でレントゲンを撮影し、病室へ戻ります。廊下やエレベーターで話はできたような気がするんですが、何を話したか覚えていないです。手術終わってしゃべるのに口が重いというかそんな記憶があります。

戻ってからも心電図、血圧、酸素モニターがついたままで、酸素吸入1時間。足がどういう向きになっているのか感覚がなくまったくわからないので看護師さんに聞いてみると両足ともまっすぐになってるよーとのことでした。

お腹に近い腰辺りから麻酔が覚め始め、足はそのあと少しずつ動かせるようになってきました。右足から足首がかなり動くようになって来て、徐々に左足も足首が動きだんだん膝の方へ動く範囲がジワジワ広がってきました。

ちょっと頭がボーっとするのもあり、自宅へ連絡入れるのが18時頃と遅くなってしまいました。

21時の消灯の頃になり傷がジンジン痛くなってきたのでナースコール。痛くなったらすぐ教えてと言われてました。筋肉注射の鎮痛剤ですが結構注射が痛いです。でもすぐ眠くなり。うとうとして起きたら傷は痛くないのに、左太ももと膝回りと腰が激痛で寝れない。時計を見ると22時半でまだいくらも経っていない。

処置するのに狭い場所だったのでベッドを手術前にいた位置へ移動しました。その後ボルタレンゲルを左脚に塗ってもらうことができましたが、筋肉がかなり固くなっていると言われました。結局なんとなく寝たかな?という感じは1時間から2時間あるかどうか。途中で血圧計と酸素モニターも外して胸に貼った心電図?のみになりましたが、モニターがピコピコうるさくて気になってさらに寝られず。睡眠薬もあるらしいけど麻酔した後なので使えないみたいでした。

早く朝になってとずっと耐えるしかありませんでした。