家で転んで大腿骨を骨折した話。

40代で大腿骨頚部骨折したときの入院と手術の記録と旅の記録を書いて行きます。

SYM X'PRO Fighter150 クラッチジャダー

だいぶブログの投稿が開いてしまいましたが、今日は新ジャンル。 趣味の台湾スクーター「SYM X'PRO Fighter150」のネタです。 ネットを検索するとスクーターの遠心クラッチのジャダーというのが結構出てきます。 エンジンを吹かすとクラッチ切りとクラッチが繋がるところで滑ったり繋がったりを繰り返してダンダンダンと振動が出る症状です。国産スクーターでもホンダではよく出る症状であるとネットにあちこちで出ていました。 そこで、自分で整備をということで駆動系を開けてみました。

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SYM X'PRO Fighter150です。150ccですが非常にパワフルでシグナルグランプリで負ける気はしませんw

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駆動系を開ける前の状態。 まずはキックとプラスチックカバーを外します。

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キックとカバーを外しました。 ボルトでケースが止まっているので外します。ゴムパッキンでケースが少し固着気味だと思いますので、ゴムハンマーでコンコンと叩いて、固着を緩めてカバーを外しましょう。

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駆動系が出てきました。今回は右のクラッチを調整します。

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クラッチハウジング(クラッチアウター)をユニバーサルホルダーを使って空回りを止めて外します。買ったユニバーサルホルダーがイマイチで、固定に難儀しましたがなんとかクラッチハウジング(クラッチアウター)が外せました。

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クラッチシュー側です。黒くなっているのが油分を含んだ部分。油分で滑りが出ていてクラッチが滑ったり繋がったりを繰り返してジャダーになっているものと推測。 #120番のペーパーヤスリでシューの角取りと黒い部分を研磨しました。ちょっとこすればすぐ取れます。

油分の原因は回転部のグリスが遠心力で外に付いてしまうという話もあり対策が望まれるところです。

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クラッチハウジング(クラッチアウター)も黒いカスが付いているのでパーツクリーナーを使って洗浄後、ペーパーヤスリで黒い部分は除去しました。 元通りに組み直し、試運転。 バッチリ治りましたよ。 市街地では交差点とかの低速時にクラッチが切れたり繋がったりするんですが、非常に滑らかにクラッチが繋がるようになりました。

バイク屋でジャダーは仕様だと言われたこともあるんですが、それって整備士的にどうなんでしょうね?きっとわかってて面倒だから言ってるんような気もしますが。

どう見ても原因のある症状ですので対策をすることが大切だと思います。交差点の低速時のフィーリングは事故防止に非常に役立つと思います。これからも症状が出たら対策していきますよ。

※整備は自己責任でお願いします。