家で転んで大腿骨を骨折した話。

40代で大腿骨頚部骨折したときの入院と手術の記録と旅の記録を書いて行きます。

骨折当日、1日目

当日は朝起きて仕事に行くために準備をしていました。自宅内の玄関で土間の部分を跨ごうと左足が土間を跨いで空中にあるのに軸足の右足が滑ってそのまま左足は土間部分で空振り。受け身を取る余裕もなく一瞬で転倒してしまいました。

腰骨の下、左脚の付け根付近をフローリングにかなり強く打ち付けました。左の腰から下の下半身全体が激痛で倒れた体勢のまましばらく動くことができませんでした。

しばらくして冬の玄関は寒すぎるのでリビングまで体の右を下にして腕と右脚の力で体を引きずって何とかリビングまで移動しました。左脚はまったく動きません。

1時間弱様子をみましたが左脚を動かすことはできず痛みも引かないので、とりあえず職場に病院へ行くので休むと連絡を入れた後、自分で救急車を呼びました。痛みは左の下半身全体から脚の付け根から腰あたりに限られて来るようになりました。

向かっている救急隊から電話連絡が入り、転倒の状況や症状を伝えました。10分程度で救急車が到着し救急隊員が家の中に。症状は伝えているので、持ち物や同乗者の確認などをして簡易担架で家の外に。そこで簡易担架のままストレッチャーに乗り救急車の中に乗り込みました。

小さい子どもがいるため家族は同乗せずひとりで救急車に乗って行くことになり、救急隊も近いところの救急病院に連絡を入れますが、ことごとく断られ、隣の市にある聞いたことのない病院に搬送が決定。ここまで30分近くかかったと思います。

片側2車線の大通りをメインに走行していたようで朝のラッシュ時間でしたがかなり早く病院に到着しました。

病院に着いたらそのままレントゲン室の台に下ろされレントゲン撮影。脚が動かせないのにいろいろな体位とるので痛くて悶絶。しまいには左ふくらはぎがつってしまいさらに悶絶。

先生がレントゲン室まで来て画像確認して、骨に線が見えると次はストレッチャーに乗りCT室へ。CTを撮ったら病室のベッドでお迎えが来ていて病室へ運ばれてそのまま入院になりました。

どんどん事は進んでいくし、もはや自分で何をすることもできない状態に。この先どうなるのか不安でいっぱいです。

左膝を伸ばすと股関節も伸びて痛いので膝裏にクッションを入れてもらいました。家から着ていた衣類は全部脱ぎ着替えました。自分でトイレに行けないので大はオムツに。小は安楽尿器という寝たままできる尿器にすることに。採血と尿検査の尿を採りました。

あとは入院の簡単な説明もありました。今どきはレンタルアメニティで何でも揃うので、いきなり入院になってもその点は大丈夫なんですね。

一段落したところで職場に連絡し上司に入院を伝えました。大したことないだろうと思っていたようで「えっ?」となってました。申し訳ないです。

昼食は麺類。朝食前に転んだのでお腹が空いていておいしく食べられましたが、ベッドを起こす角度が制限されていて難易度が高い食事でした。昼食後から薬が出され、痛み止め等が出されました。

午後一番でさっそくリハビリがありました。筋力低下しないよう動く部分を手術前から動かし維持するんだそうです。

妻が病院に来て入院手続き。先生からレントゲンとCTの画像使って詳しい説明がありました。大腿骨頚部骨折で、骨折した部分をピンで繋ぐ手術が必要とのこと。やっぱり手術かと気が重くなります。
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こんな感じで折れていました。若干右側が食い込んで、左側に隙間があります。
garden分類でいうとどのあたりなんだろう?

骨折は生まれて初めてだし、手術ももちろん初めてだし、入院こそは5歳位の時に虫垂炎の疑いでしたとき以来です。薬で散らしたのかよくわからないけど手術はせず5日間入院した記憶があります。

お腹の調子が良くなくて大が2回、オムツにするのはかなり抵抗ありますが仕方ないです。

夕飯を食べてテレビを見るくらいしかすることがなく早々と寝ました。でも病院ではあまり寝られないですね。

こんな感じで1日目が過ぎていきました。

ブログを探して見に来てくれた方も手術前で不安な方がいると思うので手術前は細かく日々を書いてみたいと思います。